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~澄んだ声で歌う~
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現・日本弁護士連合会事務総長、現・最高裁判所事務総長、現・東京大学総長、副総長──


な、何事です? と、思ってしまいそうな(^^;、錚々たる皆様ですが、ぢつは全員“『銀の匙』の子供達”

灘校伝説の教師、エチ先生こと橋本武先生の、<奇跡の授業>を受けられた方々です。


やはり、教え子の一人であるジャーナリストの黒岩祐治さんが、『恩師の条件』という本で橋本先生について綴られた事から、やがてテレビで取り上げられ、更には、先生ご自身への取材と共に、かつての教え子達にも話を聴き、1冊の本にまとめられた物が、この『奇跡の教室』です。


2010年に白寿を迎えられ、今尚講師として、文化教室の教壇に立たれるという「エチ先生」
“滑り止め”だった灘校を、東大・京大進学率トップクラスに導いたその授業は、中勘助著『銀の匙』の文庫本1冊のみを、中学の三年間をかけて読みこむ、というもの。
中・高一貫の灘は、1教科1担任制だそうで、国語・数学・英語・・・と、6年間同じ先生。
その前半、中学時代の国語の授業を、“『銀の匙』の子供達”は、教科書を一切使うことなく、薄い文庫本1冊と、先生手作りのプリントによって学び通したのだそうです。



主人公が駄菓子屋に行けば生徒達にも駄菓子が配られ! 文中に十二支が出てくれば干支から二十四節季へと話が及び、凧揚げの場面を追体験するとあらば、美術の先生の協力の下、まずは凧を作るところから──


生徒達の興味から、どこまでも、どこまでも、横道に逸れていく授業(←羨まし過ぎます(T-T))
博学なエチ先生は、けれど何もかもを自分で教える事はせず、まず生徒達に考えさせ、調べさせ、一人では分からない事も、仲間同士で話し合い、共に調べ、自分達自身で答えを探して導き出す、その姿勢を身につけさせていく。


勉強させられる、のではなく、面白いから、興味が湧くから、自ら進んで勉強する。
やがて、“『銀の匙』の子供達”は、初代から東大合格者が生まれ、二代目が初の京大合格者数第1位、そして3代目は、「私立で初めての東大合格者数日本一」──


けれど。


<結果が出なければ責任を取る>と、「三年間で『銀の匙』1冊」と決意したエチ先生のいう“結果”とは、大学合格率などである筈は勿論なく。
かつての子供達が、還暦を過ぎても尚、前を向いて歩いている事。
立ちはだかる壁を階段に変え、答えを急がず、道なき道を明るく進んでいく姿。
そうした<生きる力>を身につけてくれた事こそが、
「言葉の使い方や文法だけが国語の授業ではなく、自らが興味を持つ事で、古くからの遊びや習慣、年中行事、全て生活周辺の事柄は勉強になる」
と語るエチ先生にとっての<結果>


無論それは、新卒のエチ先生に、「公立では出来ない事が、ここなら自由に出来る」と語り、一切口を挟まなかったという(銀の匙以前ながら)初代の灘校長や、前述の美術の先生、後述の数学の先生など、決して、孤軍奮闘、一人っきりで続けて来られた訳ではなかったであろう<奇跡の授業>による実り。




語られる思い出はそれぞれに印象深く、中で一際強く胸に響いた物語は。

転校の為、たった1年しか<銀の匙>を受けられなかった生徒が、ダメ元で「先生のプリントを送ってもらえませんか」と依頼。
これ又ダメ元で、併せて頼んだ数学の先生のプリントと共に、卒業まで送られてきたという「『銀の匙』研究ノート」
定年後、その方が、中勘助に関する文章を綴り、とある詩と共に72歳にして(当時)97歳の先生へと送られたところ。


その原稿用紙は、美しい表紙と共に綴じられ、先生の序歌と前書きと講評、直筆の「『銀の匙』研究再生ノート」のタイトル。

──1冊の冊子となって、戻ってきたそうです。


ページをめくるその方の目から、思わず涙が溢れた、その最後のぺージにあったもの。


──それは。




答えはどうぞ、貴方ご自身の目で(^-^)



因みに、『銀の匙』
勿論、買います(^-^)




奇跡の教室 エチ先生と『銀の匙』の子どもたち ←感涙(T-T)
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そうです! ハンサム・ウーマンとくれば“新島八重”さん!!


・・・ではなく(^^;)


いや、八重さんも素敵な方だなーと、最近あれこれ文献などを読み始めたりなんかしているのですが。



今回の本『「暮らしの手帖社」と わたし』を書かれた大橋鎮子さんも又、ハンサム・ウーマンの、お一人。



ぢつを言うと。
「暮しの手帖」──という雑誌を、あまりきちんと読んだ事のない私。 ←こらこらこら(-_-;)

にも拘わらず。

<日常>を大切にした雑誌、広告に惑わされない商品テスト、そして何より珠玉のエッセイ“素敵なあなたに”が、今も変わらず連載されている雑誌──

などなどの理由から、<好きな雑誌>の1つだったりします。


 

90歳を過ぎて、今尚連載を続けられている、大橋鎮子さん。
名編集長・花森安治さんと共に、『暮しの手帖』を作り、花森さん亡き後も、社長として、編集者として、この雑誌を世に送り続けてきた“しずこさん”

自伝が出版された時点で、既に齢90歳。けれども、ほぼ毎日の様に出社され、「何か面白い企画はないの?」と<タネさがし>に励まれているのだとか(*-*)


商品テストにまつわる努力や苦労、一流の料理人さんに<おそうざい>を作ってもらいたいと頼み込んで始まったという“おそうざい十二ヶ月”
怒ると怖い、仕事に厳しい、けれど編集者として真に大切なものは何か、を教わり続けた花森さんの思い出。



そして──<素敵なあなたに>



「商品テストも大事だけれど、ほんのちょっとしたことでも、一言声をかけるだけでも、その場を和ませてくれる、ちょっとした心くばり、思いやり。(中略)スカーフ一枚、ブローチひとつでも、ひと工夫しただけで、美しく、豊かな気持ちになれる・・・そんなことを伝えるページを作りたかったのです」



若くして一家を背負った“しずこさん”は、けれど少しも肩肘の張ったところがなく、しなやかで、生き生きと、<当たり前の毎日>を丁寧に暮らしてこられた方なんだなあ、という気がします。

お節介で(そのレベル?は半端ではないそうですが(^-^;))、思い立ったら即!行動で、好奇心の塊らしい“しずこさん”
自分の知らない事や、知りたい事を調べ、同世代の女性達の為の本を出版する──
それが、原点。



川端康成、志賀直哉、等々。をを!というエピソードも。
是非♪ 

「暮しの手帖」とわたし

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(2013/3/19 22:47時点)

雑誌『暮らしの手帖』に、長年に渡って連載が続けられている、大橋鎮子さんのエッセイ、<すてきなあなたに>

1巻から5巻まで。
それぞれに、1月の章から12月の章までがあり、日々の何気ない、けれど心がふと温まるような出来事や、美味しいお料理やお菓子の作り方♪、 さりげない中に、センスの光るお洒落をされているお知り合いのお話、などなどなど・・・。

大橋さんのお人柄が偲ばれる丁寧な文章とも相まって、読み終えた時に、ほっこりとした気持ちにさせてくれるエッセイ集です(^^)



どの巻もお勧めですが、写真の2巻には、とりわけ印象的な“ネキスト ネキスト”“小さな挨拶”“おばあちゃん”・・・などなどなど、のお話が載っていて、個人的にはイチオシの1冊。


中でも、4月の章の最後にある“おくすり”──


お友達から「熱のある時に使ってみて下さい」と貰った、薬屋さんで渡される様な紙袋。
「必要になるまで開けないで」との言葉もあり、お薬と思ってそのまましまっていたそうです。
暫くして、どうやら風邪を引いたのかも?という時に、その紙袋を思い出して開けてみたところ、中には10円玉と電話番号の書かれたメモ。
「病気ほどつらいことはありません。私もそうでしたから、どうぞ電話をかけて下さい」



そのお友達は幼馴染みの方なのだとか。
久し振りの会話に花を咲かせ、「ハチミツにレモンを絞り、熱いお湯をそそいで」とホット・レモネードの作り方を教わり、熱々の飲み物に温まりつつ、でも何よりのお薬は、その心遣い。


読んでいるこちらも、ほっと頬が緩むような、素敵なエピソード。


母の日や、お誕生日のプレゼントにもお勧めですよ(^-^)

あ、でも、5巻セットで、となると、それなりのお値段なので念の為・・・(^^;)






すてきなあなたに 2巻 ←表紙のイラストも味わい深く。ご一読を(^^)
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誕生日:
1965/07/21
職業:
カード・リーディング・セラピスト
趣味:
映画・舞台鑑賞 美術鑑賞
自己紹介:
アロマセラピー、リフレクソロジーと学び、とりわけスピリチュアル・アロマの奥深さに大きく影響を受けました。
その日、その時、心惹かれる香りは、潜在意識からのメッセージです。

色彩心理やカウンセリングも再度勉強、西洋占星術や四柱推命、紫微斗占術 等と併せ、タロットやオラクル・カードのリーディング・セッションを行っています。

<答え>は、いつも貴方の中に。
迷った時は、カードに尋ねてみませんか?
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