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~澄んだ声で歌う~
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ヘレン・シャックマン著『奇跡のコース』
テキスト・ワーク・教師の為の手引き──のうち、ワークの為のガイドとして書かれているシリーズの、今回は<3>となる本書。

訳の監修もされている香咲弥須子さんの巻頭エッセイが、ぢつは、私の第一のお目当てだったりします。
そして、今回。
巻末にも、「あとがきに代えて」との文章があり、これが大変共感できる(ToT)。この部分だけでも一読の価値があるのでわ? とさえ思ったり。


自信をなくし、人を羨み、過去の傷を疼かせ──けれど、たいがいは、遅かれ早かれ気を取り直し、<こんな自分><こんな人生>と付き合っていく。
少しでも良くなるように、落ち込まぬように、頭をひねり、情報を集め、精一杯の創意工夫を凝らしながら。
けれど、あの手この手を尽くしても、結局は「自信をなくし、人を羨み、過去の傷を──」


自分が勝手に膨らませた妄想・幻想の中に救いがある筈はなく、本当はその外に、確かな光と慈しみに溢れた世界が広がっている。
それを理解した時の解放感、安堵感、を、香咲さんは語ります。
全ての悲劇、不幸は<こんな自分>達が作り上げた妄想に過ぎず、それ故(自分の心を変えれば)“変えられる”と知る事こそ、私が何よりも求めていた<ものの見方>だったと──



「コース」のレッスンはスパルタです(^^;)
物腰?は柔らかながら、繰り返し、繰り返し、鍛練する事を指示します。
野球であれば、黙々と素振りに励み、芝居であれば、何十回と、同じ台詞、同じ場面を稽古する。
そして確かに──何度も何度も繰り返す事で、<作家の書いた台詞>が、やがて演技を越えた<本当の言葉>に変わるように、いつしか信じる事が“自然”になるのかもしれません。

香咲さんは綴ります。

世界は、本当はこんなに恐ろしいものではないと、確信をもって子供達に伝えられるとは、なんという幸せだろう、と。
人生は悲惨なものだと泣く人に、あなたはちゃんと守られていると、はっきり伝えられる友人でいられる事は、なんという救いだろうか、と。


──正直。
今の私には信じられない。
他の人にきっぱりと言う事など尚更出来ない。


けれど。

そう信じられたら、どんなに良いだろう。
どれ程幸せで、安らかで、静かな気持ちに満たされるだろう。


そう焦がれる気持ちも、確かに有ります。



見るからに強そうな木と、柔らかく曲がる木では、実は曲がる木の方が強い芯を持っている。
静かで、穏やかで、けれど決して揺るがない。
コースの教えを信じる人は、そんな人なのかもしれません。



但し──ホントにスパルタですけどね(^-^;)

“思い込みにおいては、奇跡とはつねに、「突然、病気が治ること」「思いがけないお金が入ってくること」「相手が急変して自分によくしてくれること」であって、そして奇跡とは、そういうものではないからです”


↓深い哀しみを抱えている人程。

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沙波
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性別:
女性
誕生日:
1965/07/21
職業:
カード・リーディング・セラピスト
趣味:
映画・舞台鑑賞 美術鑑賞
自己紹介:
アロマセラピー、リフレクソロジーと学び、とりわけスピリチュアル・アロマの奥深さに大きく影響を受けました。
その日、その時、心惹かれる香りは、潜在意識からのメッセージです。

色彩心理やカウンセリングも再度勉強、西洋占星術や四柱推命、紫微斗占術 等と併せ、タロットやオラクル・カードのリーディング・セッションを行っています。

<答え>は、いつも貴方の中に。
迷った時は、カードに尋ねてみませんか?
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